母親や家族が占いサイトに高額課金しているとわかったとき、「詐欺ではないか」「これ以上お金を使わせたくない」と不安になる方は多いでしょう。
結論からいうと、占い詐欺の相談はご家族のみでも可能です。ただし、返金請求や契約に関する手続きでは、原則として被害に遭った本人の意思確認が必要になります。
占いサイト詐欺では、本人が占い師や鑑定士を信じ込み、詐欺だと気づいていないケースも少なくありません。家族が強く否定すると、かえって本人が心を閉ざしてしまうこともあります。
この記事では、母親や家族が占いサイト詐欺に遭っているかもしれないときに、家族が最初にやるべきこと、本人への声かけ、保存すべき証拠、相談先について解説します。
【監修】

| 伊藤 建(いとう たける) 消費者庁出身・法律事務所Z代表弁護士 2011年に国家公務員第Ⅰ種試験、司法試験にダブル合格。多くの詐欺被害案件を手がけ、被害額数100億円の大規模詐欺事件でも勝訴判決を得る等の実績を有する。 |
母親が占いサイト詐欺の被害に遭っているかもと思ったら、やるべきこと

母親や家族が占いサイトにお金を使っていると気づいたら、大切なのは「これ以上の支払いを止めること」と「証拠を残すこと」です。
焦って退会させたり、スマホを取り上げたりすると、返金請求に必要な情報が消えてしまう可能性があります。まずは落ち着いて、支払い状況とサイト上のやりとりを確認しましょう。
追加課金・追加送金を止める
最初に、これ以上お金を払う予定がないかどうかを確認してください。
占いサイト詐欺では、鑑定を続けるためにポイント購入を求められたり、「あと少しで運気が上がる」「今やめると効果がなくなる」などと言われたりして、支払いを続けてしまうケースがあります。
これまでにどのような方法で支払っていたのかを確認し、追加で課金しないようにします。
- クレジットカード
- 銀行振込
- 電子マネー
- ギフトカード
- キャリア決済
なかには本人が「まだ払わないといけない」と思い込んでいる場合もあります。感情的にならずに「追加で払う前に、一度だけ内容を一緒に確認したい」と伝えると、話を聞いてもらいやすくなります。
退会させずに証拠を保存する
占いサイトが詐欺かもしれないと思っても、すぐに退会するのは避けましょう。
退会すると、占い師とのメッセージ履歴や支払い履歴、会員IDなどが確認できなくなる可能性があります。
保存しておきたい情報は、次のとおりです。
- 占い師・鑑定士とのメッセージ
- 支払い履歴
- サイト名・URL
- 運営会社名
- 会員ID
- 登録メール
- ポイント購入画面
- 不安をあおる文言
- 追加課金を促す文言
スクリーンショットを撮る際は、日付やサイト名、占い師名、金額がわかるように保存しておくと、相談時に状況を説明しやすくなります。
占いサイト詐欺を判断できるチェックポイント
次の項目に1つでも当てはまる場合、占いサイト詐欺の可能性があります。
- 「あなただけ特別」と信じ込まされている
- 「やめると不幸になる」「もう少しで良くなる」と不安や期待をあおられている
- ポイント購入や追加鑑定を何度も求められている
- 家族に話さないよう言われている
どのような内容か具体的に解説します。
「あなただけ特別」と信じ込まされている
占いサイト詐欺では、本人を特別扱いする言葉で信頼させるケースがあります。次のような言葉をかけられている場合は注意が必要です。
- 「あなたには特別な力がある」
- 「選ばれた人だけに伝えている」
- 「あなたの運気は普通の人とは違う」
- 「今のタイミングを逃してはいけない」
このような言葉を信じ込むと、本人は占い師を「自分を理解してくれる存在」と感じ、家族の話を聞きにくくなることがあります。
「やめると不幸になる」「もう少しで良くなる」と不安や期待をあおられている
「途中でやめると悪いことが起きる」「あと少しで金運が上がる」など、不安や期待をあおる言葉にも注意が必要です。
特に、次のような内容があれば慎重に確認しましょう。
- 途中でやめると不幸になると言われている
- 先祖、守護霊、波動、運気などを理由に課金を続けさせられている
- 「最後まで鑑定を受ける必要がある」と言われている
- 本人が怖くなり、やりとりをやめられなくなっている
本人は「やめたいけれど、やめたら悪いことが起きるかもしれない」と不安になっている可能性があります。
ポイント購入や追加鑑定を何度も求められている
最初は無料や少額だったのに、途中からポイント購入や追加鑑定を何度も求められている場合も注意が必要です。
占いサイトのなかには、メッセージを送るたびにポイントが消費される仕組みがあります。本人が「これで最後」と思っても、次々に新しい鑑定士が現れたり、追加の手続きが必要だと言われたりして、支払いが終わらないケースがあります。
電子マネーやギフトカードの購入を促されている場合も、支払い履歴を確認しておきましょう。
家族に話さないよう言われている
「人に話すと効果がなくなる」「家族に相談すると運気が下がる」などと言われている場合も、詐欺の可能性があります。
本人が支払い内容を隠していたり、家族に聞かれても詳しく話そうとしなかったりする場合、占い師側から口止めされている可能性もあります。
家族に話せない状態が続くと、被害が長期化しやすくなります。

本人に詐欺被害の自覚がない場合、家族はどう対応すべき?

母親や家族が占いサイトを信じている場合、「それは詐欺だ」と伝えても、すぐに受け入れてもらえないことがあります。
本人にとって、占い師は不安な気持ちを支えてくれる存在になっているかもしれません。また、すでに払ったお金を無駄にしたくない気持ちから、「ここでやめたら損をする」と考えている可能性もあります。
そのため、まずは本人を責めず、安心して話せる状態を作ることが大切です。ここでは声かけ例を紹介します。
頭ごなしに否定しない
本人に詐欺被害の自覚がないときは、頭ごなしに否定したり、感情的に責めたりしないようにしましょう。
家族としては、「なんでそんなものを信じたの」「どうして相談してくれなかったの」「これだけお金を使ってどうするの」と言いたくなるかもしれません。突然、高額な支払いが発覚すれば、怒りや焦り、不安を感じるのは自然なことです。
しかし、本人が占い師や鑑定士を信じ込んでいる場合、強い言葉で責められると「自分を否定された」「理解してもらえない」と感じ、詳しい話をしなくなる可能性があります。そうなると、どのサイトを使っているのか、いくら支払ったのか、今後も支払い予定があるのかなど、被害の実態を把握しづらくなってしまいます。
まずは、占いを信じたことを責めるのではなく、これ以上お金を失わないか心配していると伝えましょう。
母親・家族に占いサイトの利用状況を確認したいときの声かけ例
母親や家族に話を聞くときは、利用状況や支払い内容を一緒に確認することを目的に声をかけましょう。
【声かけ例】
- 「どんな占いサイトなのか、一度だけ一緒に見せてもらえない?」
- 「お金が関わっているから、支払い内容だけ一緒に確認したい」
- 「追加で払う前に、第三者に相談できるか確認してみよう」
- 「退会するとメッセージが消えるかもしれないから、先に画面を保存しておこう」
本人が占い師から「途中でやめると悪いことが起きる」「家族に話すと効果がなくなる」などと言われている場合、やりとりをやめたり家族に内容を見せたりすること自体に不安を感じる可能性があります。
そのようなときは、無理に退会させたり、スマホを見せるよう迫ったりするのではなく、まずは本人の不安を受け止める声かけを意識しましょう。
- 「今すぐやめるかどうかを決めなくていいから、これ以上お金を払う前に一度落ち着こう」
- 「内容を全部見せなくてもいいから、支払いが必要と言われている部分だけ一緒に確認できる?」
NGな声かけ例
一方で、次のような言い方は避けたほうがよいでしょう。
- 「そんなの詐欺に決まってる」
- 「なんで信じるの?」
- 「だまされているのに分からないの?」
- 「今すぐ退会して」
- 「もう二度と占いなんて見ないで」
このような言葉は、本人を追い詰めてしまう可能性があります。結果的に家族に隠れて支払いを続けたり、別の占いサイトに移ったりするおそれもあるため注意しましょう。
「お金を貸してほしい」と言われたときの返答例
母親や家族から「お金を貸してほしい」と言われ、理由を聞いたところ、占いサイトへの支払いや追加鑑定の費用だと分かるケースもあります。
この場合、お金を貸してしまうと、さらにポイント購入や追加課金を続けてしまう可能性があります。一方で、「そんなものにお金は出せない」と強く突き放すと、本人が隠れて支払いを続けたり、ほかからお金を借りようとしたりするおそれもあります。
そのため、お金を貸すことにはしっかりと断りつつ、支払い内容の確認や第三者への相談につなげることが大切です。
【返答例】
- 「占いに使うお金なら、貸すことはできない。これ以上お金を失ってほしくないから、一緒に確認したい」
- 「お金は貸せないけれど、占いサイトの支払いについて相談できる窓口を一緒に探すことはできるよ」
- 「今払わないといけない理由を、一緒に画面で確認しよう」
- 「追加で払う前に、占いサイトの請求について相談できるところへ一緒に聞いてみよう」
- 「お金は用意できないけれど、その支払いが本当に必要なのか確認する手伝いはできるよ」
- 「お金を貸すことはできないけど、これ以上払わなくて済む方法を一緒に考えることはできるよ」
大切なのは、追加の支払いを止めながら、本人を孤立させないことです。お金を渡すのではなく、支払い内容の確認や相談先への連絡につなげましょう。
相談・返金請求のために家族が確認しておきたいこと

占いサイト詐欺の相談や返金請求を進める際は、被害状況が分かる情報があると、相談がスムーズになります。
すべての証拠をそろえてから相談する必要はありません。相談内容をヒアリングしながら、どの画面や明細を確認すればよいか一緒に整理できるケースがありますので、わかる範囲でまとめてみてください。
占いサイトに関する情報
まずは、利用していた占いサイトの情報を確認します。
- サイト名
- URL
- 運営会社名
- 所在地
- 電話番号
- メールアドレス
- 会員ID
- 占い師・鑑定士の名前
運営会社名や所在地は、サイト内の「特定商取引法に基づく表記」などに記載されていることがあります。画面を閉じる前にスクリーンショットで残しておきましょう。
支払いに関する情報
次に、支払い方法や金額を確認します。
- 支払い方法
- これまでに支払った金額
- 支払い日時
- 支払い回数
- クレジットカード明細
- 銀行振込履歴・明細
- 電子マネーやギフトカードの購入履歴
- キャリア決済の履歴
- 後払い決済の利用有無
「いくら払ったかわからない」という場合でも、カード明細や銀行口座の履歴をたどると、おおよその被害額を確認できることがあります。
占い師とのやりとりに関する情報
占い師や鑑定士とのやりとりは、返金請求を検討するうえで重要な情報になります。
特に、次のような文言があれば保存しておきましょう。
- 不安をあおる文言
- 追加課金を促す文言
- 「不幸になる」
- 「運気が下がる」
- 「最後まで鑑定が必要」
- 「あなただけ特別」
- 「今やめると効果がなくなる」
- 「人に話すと効果が消える」
メール、SMS、LINE、サイト内メッセージなど、やりとりの場所が複数ある場合は、それぞれ保存しておきます。
ほかの被害がないか
占いサイト詐欺では、1つのサイトだけでなく、複数のサイトに登録しているケースもあります。また、支払いを続けるために借金をしていたり、家族や知人からお金を借りていたりする場合もあります。
次の点も確認しておきましょう。
- 別の占いサイトにも登録していないか
- 借金をしていないか
- 家族や知人から借りたお金がないか
- クレジットカードを複数使っていないか
- 今後も支払い予定がないか
- 「返金できる」「被害金を取り戻せる」などと別の業者から連絡が来ていないか
すべてを一度に確認しようとすると、本人が話しづらくなる場合があります。まずは分かる範囲で確認し、追加の支払いや別のトラブルにつながりそうなものがないかを整理しておきましょう。
占いサイト詐欺かもしれないときの相談先

母親や家族が占いサイト詐欺に遭っているかもしれないときは、状況に応じて相談先を選びましょう。
「詐欺かどうか分からない」「家族だけでまず話を聞いてほしい」という段階であれば、消費生活センターや弁護士に相談できます。返金請求を具体的に進めたい場合は、弁護士への相談を検討しましょう。脅しや個人情報の悪用など、犯罪被害の不安がある場合は警察への相談も必要です。
詐欺かどうか判断できないときは消費生活センターへ
消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活相談窓口を案内してもらえます。
- 占いサイトの課金トラブルか判断できない
- どこに相談すべきか分からない
- 公的な窓口でまず状況を整理したい
このような場合は、消費生活センターに相談してみましょう。
弁護士に相談したほうがよいケース
次のような場合は、弁護士に相談したほうがよいでしょう。
- 被害額が大きい
- 占いサイトに支払ったお金を取り戻したい
- 返金できる可能性があるのか知りたい
- 業者との返金交渉を任せたい
- 証拠があるものの、何から進めればよいか分からない
- 本人や家族だけで対応するのが難しい
- 本人が相談を嫌がっているため、家族だけでまず相談したい
- 相手業者に連絡するのが不安
弁護士に相談すると、支払い履歴や占い師とのやりとりをもとに、返金請求ができる可能性を確認できます。
家族だけで先に相談できる場合もありますが、実際に返金請求を進める際は、原則として被害に遭った本人の意思確認が必要です。本人にどのように話せばよいか悩んでいる場合も、まずは相談してみましょう。
警察に相談したほうがよいケース
次のような場合は、警察への相談も検討しましょう。
- 脅されている
- 個人情報を悪用される不安がある
- 犯罪被害として相談したい
- 本人や家族に危険が及ぶ可能性がある
- 相手からしつこく連絡が来ている
緊急ではない相談は、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」を利用できます。警察庁は、本人だけでなく家族や友人からの相談も受け付けていると案内しています。
法律事務所Zへの相談で返金できた事例

占いサイト詐欺や宝くじ詐欺では、本人が被害に気づかないまま支払いを続けてしまうケースがあります。一方で、家族や友人など身近な人の声かけや相談をきっかけに、被害に気づいたり返金につながったりすることもあります。
ここでは、法律事務所Zへの相談により返金に成功した事例を紹介します。
家族が被害に気付き、弁護士相談で全額返金につながったケース
Yさんは、「当選番号を教える」という雑誌広告をきっかけに宝くじ詐欺の被害に遭い、約3年間で450万円を送金していました。家族が異変に気づいたきっかけは、Yさんから娘のTさんへ「40万円を貸してほしい」と相談があったことです。
Tさんは、生活状況に合わない大きなお金の動きに違和感を覚え、母親の支払い状況を確認。しかしYさん本人は「次こそ当たるかもしれない」という期待から送金を続けており、詐欺だとは気付かず、支払い自体が生活の一部になっていたといいます。
その後、Tさんが法律事務所Zへ相談し、証拠をもとに手続きを進めた結果、450万円の全額返金に成功しました。家族が異変に気づいた段階で支払い状況を確認し、本人を一人にしないよう寄り添いながら、弁護士に相談したことが被害回復につながった事例です。
友人の声かけをきっかけに、326万円の被害から260万円の返金に成功したケース
SNS広告をきっかけに占いサイトを利用し始めたSさんは、次々と現れる鑑定士とのやりとりを続けるうちに、最終的に326万円を支払ってしまいました。
鑑定では、不可解なミッションのような指示が続き、返信するたびに料金が発生する仕組みになっていました。怪しいと思いながらも、「最後までやり遂げたい」という気持ちから、なかなかやめられなかったといいます。
その後、友人の声かけをきっかけに詐欺の可能性に気づき、法律事務所Zへ相談。326万円の被害に対して、260万円の返金に成功しました。家族に限らず、身近な人が異変に気づいて声をかけることが、本人が被害を見直すきっかけになる場合があります。
二次被害・再発を防ぐために家族ができること

占いサイト詐欺は、返金相談をして終わりではありません。一度被害に遭った方は、別の占いサイトや「返金できる」とうたう業者から再び勧誘される可能性があります。
被害の拡大や再発を防ぐためには、支払い方法や連絡手段を見直し、困ったときに家族へ相談できる状態を作ることが大切です。
「返金できる」と近づく別業者に注意する
占い詐欺の被害後に、「返金を手伝う」「必ず取り戻せる」などと言って、別の詐欺業者が近づいてくることがあります。また、返金請求を依頼する法律事務所を選ぶ際にも、対応内容をよく確認することが大切です。
たとえば、相談時に弁護士が直接話を聞いてくれるか、費用や返金の見通しについて具体的な説明があるか、実績はあるかなどは確認しておきたいポイントです。
「必ず返金できる」「すぐに全額取り戻せる」など、過度に期待させる説明をされた場合は慎重に判断しましょう。費用を支払う前に、消費生活センターやセカンドオピニオンとして信頼できる弁護士へ相談することが大切です。
法律事務所選びで迷う場合は、以下の記事も参考にしてください。
別の占いサイトに登録しないよう見守る
一度退会しても、メールやSMS、SNS広告、LINE登録などをきっかけに、別の占いサイトに登録してしまう可能性があります。
再登録を防ぐには、勧誘が届いたときにどうするかを家族で話し合っておくことが大切です。
たとえば、次のようなことを一緒に決めておきましょう。
- 身に覚えのないメールやSMSは開かない
- 占いサイトからのメールは迷惑メールに設定する
- LINEで届く勧誘アカウントはブロックする
- SNS広告から占いサイトに登録しない
- 新しい占いサイトに電話番号・メールアドレスを入力しない
- 新しいサイトに登録する前や支払い前に、一度家族へ相談する
特に、「無料鑑定」「当選番号が分かる」「あなただけ特別」などの言葉で登録へ誘導されるケースには注意が必要です。
占いそのものを否定すると、本人が隠れて利用してしまう可能性があります。大切なのは、登録や支払いにつながる前に、家族が気づける状態を一緒に作ることです。
スマホや決済方法を見直す
再発防止のためには、スマホや決済方法を見直し、追加の支払いにつながりにくい状態を整えておくことも大切です。
ただし、本人のスマホやお金の使い方を一方的に管理しようとすると、反発したり、家族に隠れて利用したりする可能性があります。できる範囲で本人と話し合いながら、次のような対策を進めましょう。
- クレジットカードの利用通知を設定し、支払いがあったときに本人や家族が気づけるようにする
- 電子マネーやギフトカードを購入する前に、使い道を家族へ相談すると決めておく
- 高額な支払いをする前に、一度家族へ相談すると話し合っておく
- 定期的にクレジットカードや決済アプリの利用状況を一緒に確認する
大切なのは、本人を監視することではなく、支払いが増える前に家族が気づける状態を作ることです。本人の尊厳を守りながら、無理のない範囲で支払い方法を見直しましょう。
一人で悩ませない環境を作る
占いサイト詐欺では、不安や孤独につけ込まれて被害が広がることがあります。占い師や鑑定士だけが心の支えになっていると、家族が止めようとしても、本人が話を聞き入れにくくなる場合があります。
再発を防ぐためには、占い師以外に相談できる相手を作ることが大切です。家族が定期的に声をかけ、話を聞くことで、「困ったときは家族に話してもいい」と思える状態を作りましょう。
「また騙されたら怒られるかもしれない」「家族に迷惑をかけたくない」と感じると、本人は再び一人で抱え込んでしまう可能性があります。家族が味方であることを伝え、支払いの前に相談できる空気を作ることが大切です。
母親・家族が占いサイト詐欺に遭っているかもと思ったら、専門家へ相談しよう
母親や家族が占いサイト詐欺に遭っているかもしれないと気づいたら、まずは追加の支払いを止め、退会せずにできる範囲で証拠を残すことが大切です。占い師とのメッセージや支払い履歴、サイト情報などは、返金請求を検討するうえで重要な手がかりになります。
本人に詐欺被害の自覚がない場合、家族が強く否定しても、すぐに納得してもらえるとは限りません。むしろ「理解してもらえない」と感じて、詳しい話をしなくなる可能性もあります。まずは責めるのではなく、寄り添った声かけを意識しましょう。
占いサイト詐欺は、本人だけでは抜け出しにくいケースもあります。だからこそ、家族が異変に気づき、支払い状況を確認し、専門家へ相談する一歩を踏み出すことが、被害回復につながる場合があります。
法律事務所Zでは、占いサイト詐欺の返金相談を受け付けています。証拠が十分にそろっていない場合でも、相談内容を伺いながら一緒に整理できるケースがあります。母親や家族の被害に少しでも不安がある方は、ご家族のみでもお気軽にご相談ください。

この記事を書いた弁護士
法律事務所Z
消費者庁出身弁護士の代表伊藤建が率いる詐欺被害チームを設け、占い詐欺をはじめとする詐欺被害の救済に力を入れている。インターネット分野の詐欺被害の返金を強みとする。年間1000件を超える相談実績に裏打ちされた豊富なノウハウを駆使し、被害者に寄り添いながら、詐欺被害の救済を行っている。
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