騙されないで!悪徳占いサイトが使う4つの手口

占い詐欺

占いサイト上で高額の課金をしてしまう消費者トラブルが増えています。当事務所にも多くの相談をいただいており、法律ドットコムでも注意喚起の記事をいくつか配信してきました。今回は悪徳占いサイトがよく使う代表的な手口を4つご紹介します。あなたの使っている占いサイトが該当していないか、確認してみましょう。

手口① 無意味な質問や無意味な言葉で返信を要求してくる

悪徳占いサイトの多くは、メール返信するたびに有料のポイントが必要なシステムになっており、ポイントの購入(=課金)を促すために様々なメールで返信を促してきます。「春は好きですか?」、「1から10まで好きな数字から順番に返信してください」などという、一見占いに関係がありそうで、ただポイントを消費させるためだけの無意味な質問や要求を送ってきます。

また、「【かりん】この言霊を送ってください」、「【水鏡宿魂】とお送りください」など、ひらがな3文字や漢字4文字のスピリチュアルな雰囲気があると言えなくもない、無意味な言葉を送るように要求する場合もあります。言うまでもなくポイントを消費させることが目的です。

手口② あと少しのはずが鑑定が終わらない

前述の通り、悪徳占いサイトは返信することで有料のポイントを消費させ、また次の返信でポイントを購入させるということを繰り返して課金を促します。つまり、占いサイト側からすれば、メールを終わらせないことが儲けに繋がるので、鑑定メールを送り続けてきます。「もう少しで鑑定が終了です」、「最後に【●●●】という言霊を送ってください」、「あなたの願いを本当の意味で成就させるためにはあと・・・」など、もうお分かりですよね。鑑定メールが終わることはありません。

手口③ 鑑定師が次々と現れる

これも同じく、鑑定メールを終わらせないための手口です。「A先生(鑑定師)生涯最後の鑑定をあなたに・・・」、「今回の鑑定は、過去と未来を同時に鑑定するB先生(鑑定師)独自の・・・」などと、頼んでいないのに次々に新しい鑑定師が登場し、同時に複数の鑑定師とやり取りをすることもあります。相談者の中には、数百通のメールのやり取りを繰り返していた方もいました。

手口④ 鑑定メールを使い回している

悪徳占いサイトは、個別の鑑定などは行わずに機械的に定型文のメールを送りつけてきます。鑑定メールが多くなってくると、過去にも同じような内容のメールが来ていたり、異なる鑑定師から重複した内容のメールが届くことがあります。

個別の鑑定をうたいながら鑑定メールを使い回し、ポイントの消費を目的とした鑑定メールを送りつける行為は、詐欺にあたります。返金請求をする際に、鑑定メールは大事な証拠となりますので削除せずに保存しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自分が占ってほしい状況にあると、個別鑑定のための要求なのか、ポイント消費を目的とした無意味な詐欺メールなのかの判断が難しくなってしまいます。

今回紹介した4つの手口の中で、一つでも思い当たることがあれば悪徳サイトである可能性が非常に高いです。こちらの記事では、返金請求に役立つ証拠をまとめて紹介しております。当事務所では、数十社の運営会社に対して返金に成功しております。私たちと一緒に課金してしまった大切なお金を取り返しましょう。

小野寺俊平

弁護士登録と同時に起業。弁護士としてブロックチェーンを活用したプロダクトを開発する企業へのリーガルサポートを行い、自らの会社でも資金調達やプロダクトの開発を行う。法律文書の作成や管理、電子契約などの様々なリーガルテックサービスが登場する中で、それらを活用し、法務を効率化していくためには、法律家のサポートが必要であることに気付き、2020年1月、法律事務所Neonを共同設立し、パートナーに就任。自らがIT企業を経営している経験を活かしたリーガルサービスや、資金調達のアドバイスを強みとしている。

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