
数字や意味のわからない言葉を送信させられ、どんどんポイントを消費している。
ドキッとしたら騙されてるかも!?
占い詐欺サイトにありがちな3つの特徴や手口を、
実際の事例とあわせて紹介します。
数字や意味のわからない言葉を送信させられ、どんどんポイントを消費している。
銀行やコンビニに何度も何度もポイントを買いに行っている。
無料で始めたが、気がついたら短期間に数百万円使っていた。
騙されているかも⋯と思ったら、
占い詐欺の
特徴や手口をチェック
悪徳業者はダミー会社を複数持っていることが多く、運営会社とお金を受け取る会社を分けている場合があります。占いサイトのページ下部に特定商取引法に基づく表記のリンクや運営会社情報が記載されているので、占いサイトへの支払い時に支払い先の法人名も確認してみましょう。
銀行振込であれば振込先の口座名義、クレジットカードであれば明細の支払い先で確認できます。短い期間に支払い先がころころ変わる場合も要注意です。摘発を恐れて複数あるダミー会社で回している可能性が高くなります。
占い詐欺業者が選ぶ支払い方法で多いのがコンビニで購入可能なプリペイド式の電子マネーです。どこに支払ったかが分からないため、足が付きにくいとみて占いサイトの運営会社側が好む決済方法です。
摘発を恐れて海外の会社を運営会社として記載していることが多いため、特定商取引法に記載されている記載されている法人名や責任者が英語で表記されていたり、住所が海外の場合は注意が必要です。
悪徳占いサイトは、ポイントの購入(=課金)を促すために様々な方法でメール返の信を促してきます。「春は好きですか?」「1から10まで好きな数字から順番に返信してください」など、占いに関係がありそうで、ただポイントを消費させるためだけの無意味な質問や要求を送ってきます。
「【かりん】この言霊を送ってください」「【水鏡宿魂】とお送りください」とスピリチュアルな雰囲気がありそうな言葉を送らせることもポイントを消費させることが目的です。
悪徳占いサイトは返信させることで、繰り返して課金を促します。つまり、占いサイト側からすれば、メールを終わらせないことが儲けに繋がるので、鑑定メールを送り続けてくるのです。
「もう少しで鑑定が終了です」「最後に【●●●】という言霊を送ってください」「あなたの願いを本当の意味で成就させるためにはあと⋯」と、鑑定メールが終わることはありません。
鑑定師が次々と現れるのも、鑑定メールを終わらせないための手口です。
「A先生(鑑定師)生涯最後の鑑定をあなたに⋯」「今回の鑑定は、過去と未来を同時に鑑定するB先生(鑑定師)独自の⋯」と、頼んでないのに次々新しい鑑定師が登場し、同時に複数の鑑定師とやり取りをすることもあります。数百通のメールのやり取りを繰り返していた方もいらっしゃいます。
悪徳占いサイトは、個別の鑑定は行わず、機械的に定型文のメールを送ります。鑑定メールが多くなってくると、過去にも同じような内容のメールが来たり、異なる鑑定師から重複した内容のメールが届くことも。
個別の鑑定をうたいながら鑑定メールを使い回し、ポイントの消費を目的とした鑑定メールを送りつける行為は詐欺にあたります。返金請求をする際に、大事な証拠となりますので鑑定メールは削除せずに保存しておきましょう。
裕福な老後を過ごしたいと思い、
占いサイトに無料登録しました。無料期間が終わるタイミングで、金運鑑定士から「あなたには特別な才能があるので、私との鑑定を経て高額当選を手にしてください!」という鑑定結果をいただきました。その言葉を信じ、半年ほどで100万円を超える金額を課金してしまいましたが、高額当選を果たすことができませんでした。
その後、弁護士の先生に相談し、鑑定士とのやり取りなどの証拠を警察に提出することで、被害届を警察に受理してもらい、全額の返金に成功しました。
体調を崩して将来の生活に不安を感じていたところ、携帯電話に占いサイトから突然メールが届きました。無料鑑定を行うと、鑑定士から「6億円の当選に導く」等と言われ、有料鑑定に誘導されました。その後10ヵ月程鑑定師とのやり取りを行うなかで、「もうすぐ鑑定が終わる」「今辞めると今までの努力が無駄になる」などと言われ特定の呪文のような言葉や数字を送り続けました。
詐欺だと気づき途方に暮れていたところ、弁護士さんがお金の流れを調査し、運営者を特定してくださったおかげで、1ヵ月という短期間で、返金に成功しました。